ヘビースターター型水晶機巧(クリストロン)という提案。
※遊戯王デュエルリンクスの記事です。
こんにちは、とるくです。
今回はヘビースターター型水晶機巧(クリストロン)
について考察していきたいと思います。
クリストロンって、そもそもどんなデッキ??
どういう動きをするの??という方はこちらをご覧ください。
目次
ヘビースターターとは
効果 |
---|
デッキにレベル5以上のモンスターが3種類以上ある場合、初期手札にレベル5以上のモンスターが入りやすくなる。 |
レベルアップで
入手可能なキャラ
キャラ | 入手方法 |
---|---|
海馬モクバ |
Lv.13の到達 |
ヘルカイザー亮 |
Lv.20の到達 |
ジャック |
Lv.13の到達 |
海馬DSOD |
Lv.13の到達 |
ドロップで入手可能なキャラ
キャラ | |||
---|---|---|---|
海馬瀬人 |
エスパー絽場 |
光と闇の仮面 |
剣山 |
斎王琢磨 |
引用元
上級モンスターを引く確率は以下のようになります。
スキル仕様の理論モデルを修整しました(4枚目は確率補正無)。理由は、デッキ20枚で3積みカード確率がかなり低めにずれたため。
— lapiz@Duel Links (@lapiz93105196) 2020年3月26日
またスキル毎にツイートが分散してわかりにくい状況だったので、まとめたものを用意しました。こちらを最新版として参考にしてください。 pic.twitter.com/JGSIR92yCv
クリストロンに採用する利点
クリストロンにヘビースターターを採用する利点は、偏にデッキエンジンであるサルファフナーを高い確率で引けることです。
確率は以下の通りです。
型 |
サルファフナー確率 |
ヘビースターター |
約85% |
宝玉 |
約61% |
海及びその他 |
約35% |
型 |
サルファフナー関与率 |
ヘビースターター |
約85% |
宝玉(9枚体制時) |
約78% |
海(サ3ウ3リ2) |
約73% |
※二つの違いは、召喚権を使うか否かです。
このように、ヘビースターター型では召喚権を行使せず他タイプのクリストロンよりも高い確率でサルファフナーを使うことができます。もちろんリサイクラーやウンディーネを複数枚積む必要がないので、それらの手札被りやウンディーネ採用時のコントローラー素引きを回避することもできます。
サルファフナー以外の上級モンスター
考察を始める前に
クリストロンにヘビースターターを採用するメリットを最大限活かすため、サルファフナー以外の上級モンスターはそれぞれ一枚ずつ 計2枚が基本です。
考察
採用圏内のモンスター
これらについて考察していきたいと思います。
アーティファクト・ロンギヌス
【 効果モンスター 】
星 5 / 光 / 天使族 / 攻1700 / 守2300
①:このカードは魔法カード扱いとして手札から魔法&罠ゾーンにセットできる。②:魔法&罠ゾーンにセットされたこのカードが相手ターンに破壊され墓地へ送られた場合に発動する。このカードを特殊召喚する。③:手札または自分フィールドのこのカードをリリースして発動できる。このターン、お互いにカードを除外できない。この効果は相手ターンにのみ発動できる。
現環境ではサンドラ、召喚獣、クリストロン、不知火、サイドラ...etcなど多くのデッキに刺さるうえ、手札誘発であるため先行後攻問わず強いカードです。
基本的には、ロンギヌス+αで考えることになります。
溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム
【 効果モンスター 】
星 8 / 炎 / 悪魔族 / 攻3000 / 守2500
このモンスターを召喚する場合、相手フィールド上のモンスター2体を生け贄に捧げて相手フィールド上に特殊召喚しなければならない。このカードはコントローラーのスタンバイフェイズ毎に、コントローラーに1000ポイントのダメージを与える。このモンスターを特殊召喚する場合、このターン通常召喚はできない。
破壊体制、対象体制持ちモンスターも含めて無力化できます。また、アメトリクスや甲化鎧骨格との相性が非常に良いです。
ただし、こちらがクリストロンだとわれている場合、ラヴァ・ゴーレムを警戒して
モンスターを二体以上並べないように展開をしてくることもあるので注意が必要です。
マシンナーズ・フォートレス
【 効果モンスター 】
星 7 / 地 / 機械族 / 攻2500 / 守1600
このカードは手札の機械族モンスターをレベルの合計が8以上になるように捨てて、手札または墓地から特殊召喚する事ができる。このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、相手フィールド上に存在するカード1枚を選択して破壊する。また、自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードが相手の効果モンスターの効果の対象になった時、相手の手札を確認して1枚捨てる。
手札のクリストロンモンスターを捨てつつ特殊召喚できます。戦闘破壊されたときの効果は自分でも起動できるので、高くはない打点を補うことができます。また、効果モンスターに対象をとられた際相手の手札を確認しつつ一枚捨てることができるため、モーレフなどに強くでることができます。
こけコッコ
【 チューナーモンスター 】
星 5 / 風 / 鳥獣族 / 攻1600 / 守2000
お互いのフィールド上にモンスターが存在しない場合、
このカードはレベル3モンスターとして手札から特殊召喚できる。
相手フィールド上にモンスターが存在し、
自分フィールド上にカードが存在しない場合、
このカードはレベル4モンスターとして手札から特殊召喚できる。
このカードがフィールド上から離れた場合、ゲームから除外される。
後攻時に星3のモンスターを使ってブラックローズを立てることができます。
先行時でも場に出しておけば2ターン目に
こけコッコ+アメトリクス=星8シンクロ、こけコッコ+甲化鎧骨格=星9シンクロができます。
クイック・シンクロン
【 チューナーモンスター 】
星 5 / 風 / 機械族 / 攻700 / 守1400
このカードは手札のモンスター1体を墓地へ送り、手札から特殊召喚する事ができる。このカードは「シンクロン」と名のついたチューナーの代わりにシンクロ素材とする事ができる。このカードをシンクロ素材とする場合、「シンクロン」と名のついたチューナーをシンクロ素材とするモンスターのシンクロ召喚にしか使用できない。
手札のクリストロンを捨てて特殊召喚できます。
シンクロをするには制限があるので、先行時は<フルール・ド・シュヴァリエ>後攻時は<ジャンク・デストロイヤー>を出すのがおすすめです。
ヘビースターター型は、サルファフナーを使って召喚権を使わずに展開できるためアドバンス召喚と相性がいいです。ですので、アドバンス召喚枠のモンスターについて考察していきます。
【 スピリットモンスター 】
星 6 / 炎 / 鳥獣族 / 攻2100 / 守1800
このカードは特殊召喚できない。召喚・リバースしたターンのエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。このカードが召喚・リバースした時、相手フィールド上にセットされた魔法・罠カードを全て破壊する。
魔法罠への回答が少ないクリストロンにとってこのカードの効果は非常に有用です。また、スピリットモンスターであるためセルフロックを回避でき、場に残りやすいアメトリクスや甲化鎧骨格を使って毎ターン召喚することができます。
砂塵の悪霊
【 スピリットモンスター 】
星 6 / 地 / アンデット族 / 攻2200 / 守1800
このカードは特殊召喚できない。召喚・リバースしたターンのエンドフェイズに持ち主の手札に戻る。このカードが召喚・リバースしたら、フィールド上のこのカード以外の表側表示モンスターを全て破壊する。
鳳凰のモンスター破壊ver.です。
環境に合わせて使い分けることができます。
【 効果モンスター 】
星 5 / 光 / 雷族 / 攻2400 / 守1000
このカードの生け贄召喚に成功した時、フィールド上のモンスター1体を破壊する。
効果については特筆すべき点はありません。
ただ、アドバンス召喚枠で唯一、シンクロに繋げやすい星5です。
【 効果モンスター 】
星 6 / 水 / 水族 / 攻2400 / 守1000
このカードの生け贄召喚に成功した時、フィールド上の魔法・罠カードを2枚まで破壊する事ができる。
鳳凰との違いは「表側表示でも割れる」「場に残る」ということです。また、クリストロンと同じ水族性です。
巨大戦艦テトラン
【 効果モンスター 】
星 6 / 風 / 機械族 / 攻1800 / 守2300
このカードの召喚時にカウンターを3つ置く。このカードは戦闘によっては破壊されない。戦闘を行った場合、ダメージステップ終了時にこのカードのカウンターを1つ取り除く。カウンターのない状態で戦闘を行った場合、ダメージステップ終了時にこのカードを破壊する。また、このカードのカウンターを1つ取り除く事で、フィールド上の魔法・罠カード1枚を破壊する。この効果は1ターンに1度しか使用できない。
魔法罠破壊は召喚時効果ではないので、フィールドに残っていれば次のターンも発動することができます。また、実質的な戦闘破壊体制を持っています。
余談(鳳凰展開ルート)
ヘビースターター用の上級モンスターを紹介してきましたが、その中でも個人的におすすめしたいのはロンギヌス+鳳凰です。
そこで、鳳凰を絡めた基本の展開ルートを紹介したいと思います。
展開ルートを紹介する前に
展開ルートをより見やすくするために省略を使用します。
サル=サルファフナー、龍=シストバーン、
虎=スモーガー、鳥=ローズニクス、
亀=プラシレータ
先行
サル+鳳凰+シストバーン①
サルef龍 捨→自身破壊 虎ss→虎efリオンss→龍ef鳥手札→相手ターン甲化鎧骨格ss→甲化鎧骨格リリース鳳凰ns→サルef鳥 捨→自身破壊 龍ss→龍ef自身破壊シトリィss→虎efインパクト手札
盤面 鳳凰(手札に戻る) シトリィ インパクト |
墓地 サルファフナー シストバーン ローズニクス 甲化鎧骨格 |
除外 スモーガー |
|
(除去したいカードがある場合)
→鳥efトークンss→シトリィ+鳳凰+トークン=灼銀の機竜→灼銀の機竜efシトリィ除外カード破壊→相手ターンインパクトefシトリィss
サル+鳳凰+シストバーン②
サルef龍 捨→自身破壊 虎ss→虎efリオンss→龍ef亀手札→相手ターン甲化鎧骨格ss→サルef亀 捨→自身破壊 龍ss→龍リリース鳳凰ns→龍efリオン手札→亀efリオンss→虎efインパクト手札
盤面 鳳凰(手札に戻る) 甲化鎧骨格 リオン インパクト |
墓地 サルファフナー
|
除外 スモーガー シストバーン プラシレータ |
|
(除去したいカードがある場合)
→リオン+甲化鎧骨格=灼銀の機竜→灼銀の機竜efリオン除外 カード破壊→相手ターンインパクトefリオンss
上記の違いは鳳凰を出すタイミングです。
それに伴い先行1ターン目にシストバーンでサーチするカードが変わります。②の方が基本的に強い展開ができますが、サルファフナー効果にデモンズ・チェーンを打たれると止まってしまうので、相手を見ながらサーチするカードを変えましょう。
サル+鳳凰+スモーガー①
サルef虎 捨→自身破壊 龍ss→龍efリオンss→虎efインパクト手札→相手ターン甲化鎧骨格ss→甲化鎧骨格リリース鳳凰ns→龍ef鳥 手札→サルef鳥 捨→自身破壊 虎ss→虎ef自身破壊シトリィss→鳥efトークンss→シトリィ+鳳凰+トークン=灼銀の機竜→灼銀の機竜efシトリィ除外 カード破壊→エンドフェイズ インパクトefシトリィss
サル+鳳凰+スモーガー②
サルef虎 捨→自身破壊 龍ss→龍efリオンss→虎efインパクト手札→相手ターン甲化鎧骨格ss→甲化鎧骨格リリース鳳凰ns→龍ef虎 手札→サルef虎 捨→自身破壊 亀ss→インパクトef龍ss→亀ef龍 破壊シトリィss→虎efインパクト手札
盤面 鳳凰(手札に戻る) プラシレータ シトリィ インパクト |
墓地 サルファフナー シストバーン 甲化鎧骨格 |
除外 スモーガー スモーガー |
|
サル+鳳凰+スモーガー③
サルef虎 捨→自身破壊 龍ss→龍efシトリィss→虎efインパクト手札→相手ターンアメトリクスss→エンドフェイズ インパクトef龍ss→龍リリース鳳凰ns→龍ef虎 手札→サルef虎 捨→自身破壊 鳥ss→鳥ef自身破壊リオンorシトリィss→虎efインパクト手札
盤面 鳳凰(手札に戻る) アメトリクス リオンorシトリィ インパクト |
墓地 サルファフナー ローズニクス
|
除外 スモーガー スモーガー シトリィ シストバーン |
|
(除去したいカードがある場合)
→アメトリクス+リオンorシトリィ=スクラップor鬼動武者→相手ターン インパクトefシトリィss
①②の違いは、除去したいカードがあるかないかです。盤面を見てシストバーンのサーチ先を変えましょう。
③の展開はカードを除去してもしなくても、チューナーを残したうえでワンキルが可能なルートです。墓地にインパクトが落ちているのも良い点ですが、①②に比べてリソースを使うので注意しましょう。
サル+鳳凰+ローズニクス①
サルef鳥 捨→自身破壊 龍ss→龍efシトリィss→相手ターン 甲化鎧骨格ss→甲化鎧骨格リリース鳳凰ns→龍ef虎 手札→サルef虎 捨て→自身破壊 亀ss→亀ef自身or鳳凰破壊シトリィss
盤面 鳳凰(手札に戻る)orプラシレータ シトリィ |
墓地 サルファフナー スモーガー 甲化鎧骨格 鳳凰orプラシレータ |
除外 シストバーン ローズニクス シトリィ |
|
サル+鳳凰+ローズニクス②
サルef鳥 捨→自身破壊 龍ss→龍efシトリィss→相手ターン 甲化鎧骨格ss→龍ef虎 手札→サルef虎 捨て→自身破壊 虎ss→虎リリース鳳凰ns→虎efインパクト手札→相手ターンインパクトefシトリィss
盤面 鳳凰(手札に戻る) シトリィ
|
墓地 サルファフナー スモーガー 甲化鎧骨格 |
除外 シストバーン ローズニクス シトリィ スモーガー |
|
上記の展開は鳳凰を出すタイミングが違います。
後攻
サル+鳳凰+シストバーンorプラシレータ
サルef龍or亀 捨→自身破壊 龍or亀ss→龍or亀リリース鳳凰ns→龍ef虎 手札→亀ef虎ss→虎efリオンss
サル+鳳凰+スモーガー+リオン
サルef虎 捨→自身破壊 亀ss→亀リリース鳳凰ns→虎efインパクト手札→亀efリオンss
サル+鳳凰+ローズニクス+リオンorシトリィ
サルef鳥 捨→自身破壊 亀ss→亀リリース鳳凰ns→亀efリオンorシトリィss
後攻展開は鳳凰nsからチューナーssが基本です。
最後に
構築に関することは後日まとめようと思います。
ここまでありがとうございました<(_ _)>